心エコーのEFとは、左室駆出率(Ejection Fraction)のことです
超音波検査・心エコー検査は、超音波を対象物に当ててその反響を映像化することで、対象物の内部の状態を非破壊的に調査することのできる画像検査方法のひとつです。
心エコー(心臓超音波)とは、超音波を用いて体内にある心臓の状態を体の外から把握することができます。
心臓は一日に約10万回の収縮、拡張を繰り返しているのですが、心エコー検査は絶え間なく動き続ける心臓を、動いたままの状態でリアルタイムに観察することが可能です。
心エコーで検査すると、心臓の壁の動きや、壁の厚さを調べたり、心臓にある弁の動き、各弁で血液が逆流していないか、心室や心房の大きさなどを測ることができます。
また、心臓の周りに水が溜まっていないかまでも調べることができます。
心エコーの種類は、Aモード、Bモード、ドップラーエコー、Mモードなどがあります。
中でも特殊な心エコー検査として、コントラストエコー、負荷心エコー、経食道心エコーがあります。
その他に血管内エコー、三次元表示心エコーも行われています。
心エコー検査は、主に建設・材料・医療分野で頻繁に利用されています。
心エコー検査は近年、レーザーを用いて超音波を励起・計測するレーザー超音波計測が行われています。
レーザー超音波計測によって、直接接触しなくても検査をすることができるようになりました。
エコー検査は体外からプローブを当てるだけで検査できるため、とても安全です。
また、これといった副作用もないことから、医療現場で最も頻繁に行われるようになっています。
日本の医療現場で単に「エコー」または「超音波」という場合は、普通はこの超音波検査のことを指しています。
また、超音波検査の英訳であるultrasonographyの頭文字をとり、「US」と書かれることがあります。
心エコーのEFとは、左室駆出率(Ejection Fraction)のことです。
心臓(特に左室)がポンプとして全身に血液を送り出していますが、左室が拡がって血液を貯めて、次に縮んで血液を送り出します。
拡がって貯めた血液のうちのどの位の割合の血液を送り出すことが出来ているのかを表す数値がEFです。
左心室が収縮するときの収縮能力のようなもので、一番大きくなった時と小さくなった時の比率で、いわばポンプ能力です。
心臓がよく縮めば沢山の割合で血液を送り出せますので、この場合、左室の収縮力が良いということになります。
正常値は、およそ55%〜80%です。(施設によって多少異なります。)
心エコーでは、左室がどのくらい拡がるか、どのくらい縮むかを測ってEFを算出します。